江戸時代を代表する版元、蔦屋重三郎。
大河ドラマ「べらぼう」でその生涯がドラマチックに描かれ、多くの人を魅了しています。
そんな蔦屋重三郎ゆかりの地・台東区では、「べらぼう」に関連するお店が続々とオープンしています!
今回は、台東区に新しくオープンする「べらぼう」や蔦屋重三郎に関するお店を詳しくご紹介します。
「べらぼう」ファンはもちろん、江戸文化に興味のある方も必見です!
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大河ドラマべらぼうの主人公・蔦屋重三郎と台東区の関係は?
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大河ドラマ「べらぼう」でその名を広めた蔦屋重三郎。
江戸時代の出版業界で一世を風靡した彼の足跡は、今なお私たちの生活に多大な影響を与えています。
そんな蔦屋重三郎と台東区には、一体どのような深い関係があるのでしょうか?
蔦屋重三郎にとって、台東区は生誕の地であり活動拠点だった
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蔦屋重三郎は、1750年(寛延3年)2月13日に江戸・新吉原(現在の台東区千束)で生まれました。
「蔦屋」とは、重三郎が7歳の時に母と別れ、養子として引き取られた喜多川氏の経営していたお店の屋号です。
20代の頃には、台東区千束の五十間道に書店「耕書堂」を開業します。
吉原の華やかな世界を描いた「吉原細見」や、洒落本である「黄表紙」といった出版を通して、蔦屋重三郎は、江戸の文化人たちの間でその名を広めていきました。
さらに平賀源内や大田南畝といった文化人との交流を深める中で、重三郎は、東洲斎写楽や喜多川歌麿といった、後に江戸文化を代表する作家となる才能ある若き芸術家たちを発掘・育成します。
これらの活躍により、蔦屋重三郎は江戸の出版業界において絶大な影響力を持つ存在となり、「江戸のメディア王」と称されるようになります!
その後、様々な功績を残した蔦屋重三郎は、1797年(寛政9年)に47歳で病没し、台東区の正法寺に埋葬されました。
これらのことから、蔦屋重三郎と台東区は、深い結びつきがあったことがわかります。
蔦重やべらぼうのことをもっと知りたい方は、こちらの入門BOOKがおすすめです!
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蔦屋重三郎ゆかりの地・台東区に続々とオープンするべらぼうのお店とは?
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大河ドラマ「べらぼう」で注目を集める蔦屋重三郎ゆかりの地、台東区。
ここでは、ドラマの放送に合わせて、蔦屋重三郎にちなんだお店や、「べらぼう」に関連するスポットが続々とオープンしています。
今回は、そんな台東区にオープンした「べらぼう」や蔦屋重三郎に関するお店をご紹介します♪
「べらぼう」ファンはもちろん、江戸文化に興味のある方もぜひ参考にしてみてください!
【べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館】べらぼうに関する衣装や小道具が展示される!
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2025年2月1日に「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」がオープンします!
大河ドラマ「べらぼう」の概要紹介や登場人物の衣装、小道具の展示などがされる予定です。
【べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館】
◯住所・アクセスについて◯
住所:〒111-0033 東京都台東区花川戸2丁目6−5 台東区民会館9階ホール
アクセス:・東武線浅草駅 正面改札口から徒歩5分
・東京メトロ銀座線浅草駅 7番出口から徒歩5分
・都営浅草線浅草駅 A4出口から徒歩8分
・つくばエクスプレス線浅草駅 A1番出口から徒歩9分
◯開催期間・開館時間・入館料について◯
開催期間:2025年2月1日(土)~2026年1月12日(月・祝)
開館時間:午前9時~午後5時(最終入館時間は午後4時30分)
休館日:毎月第2月曜日(第2月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始等
入館料:
●個人/大人(中学生以上)800円・小人(小学生)400円
●団体/大人(中学生以上)640円・小人(小学生)320円
※ 未就学児は無料 ※ 障害者手帳をお持ちの方及び付添いの方1名は無料
※ 団体は20名以上から受け付け
◯公式サイト:べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館|蔦重ゆかりの地 台東区
来年の1月まで開館されているので、大河ドラマの放映とともに楽しむことができますね!
今後、さらに展示内容の詳細が発表されていく予定です。
なお、2月1日のオープン日は、入館の整理券配布が午前8時10分から台東区民会館1階で行われます。
オープニングセレモニーは、午前11時より、浅草神社(荒天時:東京都立産業貿易センター 台東館)で開催予定です。
そのため、2月1日のオープン日は、午前11時30分の開館予定となっていますので、ご注意ください。
【べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館(台東区民会館9階ホール)】
【江戸新吉原耕書堂】蔦屋重三郎が新吉原に開業した書店がよみがえる!
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蔦屋重三郎が20代の頃に、新吉原の大門前(現在の台東区千束 五十間道付近)に書店「耕書堂」を開業したことに関連して、現代の「江戸新吉原耕書堂」がオープンします!
「江戸新吉原耕書堂」では、吉原に特化した観光案内やお土産品の販売が行われます。
【江戸新吉原耕書堂】
◯住所・アクセスについて◯
住所:〒111-0031 東京都台東区千束4丁目24−12
アクセス:東京メトロ日比谷線三ノ輪駅1b出口から徒歩13分
◯開催期間・営業時間について◯
開催期間:2025年1月18日(土)~2026年1月12日(月・祝)
営業時間:午前10時~午後5時まで
休館日:毎月第2月曜日(第2月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始等
◯公式サイト:江戸新吉原耕書堂|蔦重ゆかりの地 台東区
夜間には、お店のシャッターに浮世絵が浮かび上がるライトアップが行われているので、営業終了後にもぜひ訪れて、その光景を楽しんでみてくださいね♪
【江戸新吉原耕書堂】
【たいとう江戸もの市(台東区お土産館)】べらぼう、江戸文化に関連する商品や台東区のお土産が販売される!
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「たいとう江戸もの市(台東区お土産館)」では、大河ドラマ「べらぼう」や江戸文化に関する商品、台東区のお土産などが販売されます。
「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」に併設してオープンされるので、どちらの施設も楽しむことができます!
【たいとう江戸もの市(台東区お土産館)】
◯住所・アクセスについて◯
住所:〒111-0033 東京都台東区花川戸2丁目6−5 台東区民会館9階ホール
アクセス:・東武線浅草駅 正面改札口から徒歩5分
・東京メトロ銀座線浅草駅 7番出口から徒歩5分
・都営浅草線浅草駅 A4出口から徒歩8分
・つくばエクスプレス線浅草駅 A1番出口から徒歩9分
◯開催期間・営業時間について◯
期間:2025年2月1日(土)~2026年1月12日(月・祝)
営業時間:午前9時~午後5時
休館日:毎月第2月曜日(第2月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始等
※ 「たいとう江戸もの市」の入館のみの場合は、入館料無料
◯公式サイト:お土産・グルメ|蔦重ゆかりの地 台東区
今後、お土産や商品の詳細が発表されていきます。どんな商品があるのか、楽しみですね♪
【たいとう江戸もの市(台東区お土産館)】
「べらぼう」ゆかりの地を巡る循環バスも運行!
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「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」に来館された方専用になりますが、蔦屋重三郎ゆかりの地や江戸新吉原耕書堂を巡るのに利用しやすい循環バスも運用されます!
運行期間:2025年2月1日(土)~2026年1月12日(月・祝)
※ 毎月第2月曜日(第2月曜日が祝日の場合は翌日)、年末年始等を除く
乗車について:「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」の来館記念証の提示が必要
乗降場:①べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館②正法寺③平賀源内墓所④江戸新吉原耕書堂⑤浅草見番
詳細は公式サイト:蔦重ゆかりの地 循環バス|蔦重ゆかりの地 台東区をご確認ください。
台東区が一体となって、大河ドラマ「べらぼう」を盛り上げてくれるのが、ファンとしては嬉しいですね!
暑い夏や寒い冬、できるだけ歩くのを避けたい方にとっても有り難い取り組みです。
まとめ:台東区は大河ドラマべらぼうに関するお店で大盛りあがり!
今回は、台東区に新しくオープンする「べらぼう」や蔦屋重三郎に関するお店をご紹介しました。
大河ドラマ「べらぼう」の主人公・蔦屋重三郎にとって、台東区は生誕の地であり活動拠点でした。
没した後も台東区の正法寺に埋葬され、蔦重の人生を語るうえで台東区は欠かせない土地です。
そんな台東区では、べらぼうや蔦屋重三郎に関連したお店が続々とオープンしています!
べらぼうの衣装や小道具が展示される「べらぼう 江戸たいとう 大河ドラマ館」や台東区のお土産やべらぼうに関連した商品が販売される「たいとう江戸もの市(台東区お土産館)」、さらに蔦屋重三郎が新吉原に開業した「耕書堂」を現代によみがえらせた「江戸新吉原耕書堂」がオープンされます!
大河ドラマ『べらぼう』で盛り上がる東京・台東区に、べらぼうファンはもちろん、歴史や江戸文化に興味のある皆さんも、ぜひ遊びに来てくださいね!